ぶどう栽培を見学して、併せて食べさせていただきました。
なかなか特徴ある栽培方法をされていて、しかも甘みが強いぶどうでした。
ぶどう栽培を見学して、併せて食べさせていただきました。 |
8月20日ぶどう栽培をしている中栄農園の中栄康弘、真乙子さんにお話を伺い、体験としてぶどうを収穫させていただきました。
ぶどう畑は、大きな棚ではなく、半円形のハウスを利用したもので、こんな感じのネットに囲われていました。
それぞれのハウスは品種ごとに分けられていて、順を追って収穫をしていくとの事です。
中に入るとこんな感じです。特徴的なのは、少ない土で栽培する、という事で、普通のぶどうのように直接地面に植えるのではなく、囲いの中に土を入れて、そこで育てます。
また、きれいに枝を伸ばして、同じ感覚で実をつけさせていきます。記憶があやふやなのですが、1列でおおよそ80~100房ほど実らせるとか(間違っていたらごめんなさい)
ぶどうは、ひと房ずつ袋をかけられて、大切に育てられています。そうそう、ちょうど取りやすい高さに実をつけるようにする、というのも農作業を楽にするコツだとか。特にぶどうは、受粉させたり、袋をかけたり、害虫の様子を見たり、とけっこう手間がかかりますので、その手間を省くのも重要との事です。
ふくろで傷つかないようにもしていますので、一部ですが、収穫のために取ってもらうと...
藤稔(ふじみのり)は、こんな感じで、丸々とした実がいっぱいついています。これの張りがある方が美味しいんだとか・・・
けっこう値段が高く、甘いぶどうの品種のシャインマスカットはこんな感じでなっています。この日は曇りだったのですが、実の一粒一粒が輝くように光っているのがわかると思います。
これが張りがあって美味しい状態です。ただ、この日、中栄さんは、糖度計を使って糖度を測ってみて、去年ほど糖度が高くない、と言っておられました。ぶどうが甘くなるような天候でなかった、との事で、もっと甘くなるのに・・・と残念がっておられました。
ぶどうの収穫は、茎から数センチ離れたところをハサミで切ればいいそうです。ただ、大切に扱わないと、ぶどうがつぶれてしまいそうな気がして、大切に、優しく支えて収穫しました。
結果として、ご厚意に甘えつつ、沢山収穫しました!!
普段は、藤稔もシャインマスカットも1房1000円前後でJA甲賀市の直売所である花野果市(はなやかいち)に出荷されているそうです。品種によって出荷時期が違いますので、だいたい6月末ぐらいから8月末ぐらいまで、出荷し続けておられるとか(このあたりも記憶があやふやですが、だいたいなので正しいはず・・・)
最後になりますが、これらのぶどうを頂いて、持って帰って食べてみました。とても甘く、ジューシーで、市販のぶどうの比ではないほど美味しかったです。中栄さんが気にしておられた糖度については、まったく気にならなかったです。 ただ、これは美味しいぶどうを食べなれていないだけかも・・・とも 中栄さんの顔を思い起こしながら感じたりしました。
来年のシーズンは、糖度が高い中栄さん自慢のぶどうを絶対に食べてみる、と思った体験でした。