お茶摘みの八十八夜はいつぐらいかごぞんじでしょうか。
ちょうどゴールデンウィークの真ん中のあたりで、甲賀市でもお茶摘みが行われています。
お茶摘みの八十八夜はいつぐらいかごぞんじでしょうか。 |
4月中旬から5月中旬は色々な新芽が伸びますが、お茶の木も新芽のシーズンです。
そして、新芽ということは、一番茶が作られる季節でもあります。
一般には、あまり知られていませんが、甲賀市はお茶の産地で、信楽の朝宮茶と土山の土山茶が有名です。
ちなみに、お茶の品評会では、全国茶品評会(2019年度第71回!)がありますが、他にも関西近県の茶業を対象とした関西茶品評会(2019年度第70回!)があります。このうち、関西茶品評会では、甲賀市の二つの地域が入選の常連にもなっています。
さて、今回摘んできたのは、この品評会用のお茶。一般のお茶は機械を使って摘まれるのですが、品評会用ですので、手摘みです。
成長を見ながら、摘む日を調整していくのですが、土山では今年は5月のGWの終わりぐらいから、品評会用のお茶摘みが始まりました。
写真は午前中の茶園ですが、車で細い道を登って行って、山の上に作られていました。お茶の木は、ちょうど太ももぐらいの高さに刈り揃えられていて、扇形になっています。
茶葉を摘むときは、一芯二葉、つまり、一つの芯に対して二つ葉がついてるものを摘みます。 そして、指の腹で挟んで断面を傷つけずに摘みます。爪を立てたりすると苦くなるとか・・・・そのため、摘む、というよりもむしり取るみたいな感じかもしれません。
この時摘む葉は、丸まっているものが良い葉です。
実際にやってみると、摘んでも摘んでも茶葉が目に入ってきて、無限に摘める気がします。ただ、中腰で目に入る限りの 一芯二葉 の新芽を摘み取っていくと、なかなか大変です。
・・・全然バケツをいっぱいにできませんでした・・・
さて、午前から午後になって、場所を変えて、再度手摘みにチャレンジです。
今度の場所も細い道を上がっていった山の上でした。写真のお茶の木ですが、薄い緑色をしているのが、すべて新芽です。
そして、実際に摘んだのは、奥の黒いシートがかかっているところです。(わかりにくいですね・・・)
今回、2個所の茶園さんで手摘みを体験したのですが、茶園に入ってみると、生産者さんごとに工夫されている事が違っているようで、今回の茶園は黒いシートで遮光しているからか、新芽が長く、摘みやすかったです。
今回の場所では、最初から摘み始めましたので、他の皆さんとも1mおきぐらいに並んで、手の届く範囲の目に入るだけの新芽を摘み続けます。
摘み続けます・・・・
摘み続けます・・・・・・・
摘み続けます・・・・・・・・・・・
皆さんで摘み続けた結果、2時間ぐらいで品評会に出すために摘みたい量になりましたので、終わりとなりました。中腰で2時間摘みっぱなしは、けっこう大変でした・・・
上の写真は、集められた茶葉ですが、このかごは一部で、実際はもっと多くのかごに入れられています。
最後に、今回手摘みに参加しているのは、農協の職員さんなどの一部を除けば、ほぼ全員がお年寄りでした。地域のおばあちゃん達が、賑やかに手を動かして摘んでいましたが、今後、どうなるんだろう・・・とも思いました。