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取りあえずi(い)甲賀プロジェクト
大地のキャンバス・うしかい田んぼアート
地図

日本全国で田んぼアートが行われていますが、甲賀市でも行われています。
今年の甲賀市での田んぼアートは、ちょっと特徴があるとか。

2019年6月2日水口町牛飼地区にて田んぼアートの田植え体験が開催されました。

牛飼地区とは、近江修験道の山である飯道山の山裾にある地区で、近くには甲賀忍者の聖地、甲賀流忍術屋敷があります。

甲賀忍者ということで、私も忍者になりきって田植えを体験してきました!

いざ、にんにん

ゆるキャラも泥まみれ

イベントには子どもからお年寄りまで、幅ひろい年代の参加者が訪れ、

人以外にも、

黒米から生まれた「にんじゃえもん」、

はるばる愛知県稲沢市から「いなっピー」

「にんじゃえもん」と「イナッピー」

滋賀の観光大使「タボくん」と、

タボくん

癒しのゆるキャラたちも訪れました。

なぜタボくん?、、、というのも、9月に滋賀県下最大の音楽イベント「イナズマロックフェス2019」が開催されるからです!

今年の田んぼアートは、コラボ企画として、広大な田んぼいっぱいにイナズマロックフェス公式キャラクターの「タボくん」が描かれます。

今年の稲は4種類!

田んぼアートには、実がつくと紫色、黄色など色とりどりになる稲を使用しています。

紫色は「べにあそび」と呼ばれる稲で、この日のためにわざわざ田んぼアート発祥の地・青森から取り寄せたそうです。

紫色の稲だから、米の色も紫色なのでは?とおもったら、なんと、

食べられない!!

そうです。他の橙色や白色の稲も、食用ではないんです(泣

さらに、7000円/kgと、食用の稲よりも高価で繊細な稲だとか。(なんと贅沢なっ!)

ちなみに、緑色の稲は、食べることができます。

今年は佐賀県産の「ヒヨクモチ」というもち米を使用し、約16kgの稲が植えられました。

以前は、幻のもちと呼ばれる「羽二重糯」を田んぼアートに使用していましたが、苗丈が長く、絵が沈んでしまったため、現在では、色付きの苗と同じくらいの苗丈の、ヒヨクモチを使用しています。

田んぼアートで、確かに色が見えないと悲しいですね・・・羽二重糯は、甲賀の名産で、お餅もつくられているので、使った方が甲賀市らしいのですが、高さが合わないとは残念です・・・

つきたての餅で一息

田植えの会場には、餅つきの実演と、つきたてのお餅を無料配布していました。これまた贅沢なことに、甲賀市で収穫された羽二重糯を「甲賀もち工房」代表取締役・河合さんが直々に杵でつき、たっぷりのきな粉をつけていただけます。

もち工房による餅つき
きなこもち!

大人気なので、早々に子供たちの列に紛れて、出来立てを頂きました。

羽二重餅は、驚くほどにきめ細やかで、良く伸びます。この季節に食べるお餅は新鮮でおいしかったです。

あれ、絵が歪んでる?

田んぼアートがどのように作られるのか、ご紹介します。

まず、絵柄の図面に沿って、杭をうち、杭と杭の間にひもをくくりつけます。

くい打ちされた下絵

なんと、関係者の方々が、3日間かけて、杭を打ったそうです。

というのも、今年は2700本の杭がうたれ、それを目印に稲を植えていきますが、(あれ?絵がかなり歪んでいる!?)実は、わざと歪んで植えるようにしています。

というのも、この作品には、特等席が用意されていて、信楽高原鐡道の車窓から見ると、歪んでいた絵がはっきりと見えます。

田んぼから見る信楽高原鉄道

青森県の田舎館村に、遠近法を利用した図面を作成してもらい、その図面に沿って精密に稲を植えていきます。7月の末ごろから、見ごろを迎えるので、是非鉄道に乗って特等席から田んぼアートを楽しんでみてください。

また、10月13日日曜日に稲刈り体験(予約不要・稲の生長次第で日程の変更有)を予定していますので、こちらもぜひご参加下さい。

   

今回の取材先と記者について

会場     うしかい地区水田(甲賀市水口町牛飼)
アクセス   信楽高原鐡道/近江鉄道/JR草津線 貴生川駅 徒歩20分
       新名神「信楽IC」より、約10分
       新名神「甲賀IC」より約8分
お問い合わせ 甲賀市産業経済部 甲賀市観光企画推進課
Tel      0748-69-2190

食マネジメント学部
モエ(表ボス)
甲賀初心者です🔰