甲賀市のB級グルメと言えば・・・
メディアに多く取り上げられている谷野食堂のあれ、です。
甲賀市のB級グルメと言えば・・・ |
私たちは今回、甲賀市水口町にある谷野食堂さんに行ってきました。
水口城から歩いて2〜3分、歴史街道に位置する谷野食堂に到着です。外観は瓦屋根の昔ながらの食堂といった雰囲気のお店で、中でも目を引くのは「青春の味」という垂れ幕と「スヤキ」というのぼり。
昭和に創業された谷野食堂、本来は製麺所だそうで自家製麺を使ったスヤキというメニューが看板メニュー。昔と変わらぬ青春の味を求めて、地元民に愛され続けています。
店内に入るとどこか懐かしさを感じさせる、温かみのある空間。壁にちらしやメニューが貼り付けられていたり、厨房との距離が近かったりしていることが親しみやすさを感じさせます。私たちが5人だったためか、お客様が広めのテーブル席を譲ってくださり、とてもほっこりした気持ちになりました。
さてさて、実食タイムがやってきました。さすが食堂、麺類、定食、丼など豊富なメニュー・・・選びきれません。
今回私たちは迷いに迷い、名物のスヤキ並二つとだし、近江牛カレーと近江牛焼肉定食を頼みシェアすることにしました。
青春の味と謳われているスヤキ、さっそく食べました。
スヤキがどんなものか気になっている人もいるのではないでしょうか。ラードで中細の自家製中華麺を焼き付け、ネギともやしを投入して炒め合わせ、仕上げに軽く塩をふって仕上げたもの、というシンプルな料理。作り方もシンプルですが、見た目もとってもシンプル。
ですが、これで完成ではありません!
テーブルの上には胡椒、ソース、醤油が置いてあり、自分たちで好みの味付けをして食べるのがスヤキの食べ方。出汁を頼んでつけて食べるのもオススメなようです。
昭和29年に誕生したスヤキは、近くにある現在の水口高校(当時は甲賀高校)の学生向けに考案されたメニュー。放課後になり、お腹を空かせた学生たちに安くて美味しいメニューを、という思いから開発されたそうです。学生の時からずっと通い続けるお客さんも多くいるようで、食べると当時の思い出が蘇る“青春の味”なんだそう。
どんな味なのか、まずは何もせずにそのままで食べてみると・・・しっかりと焼かれていて、パリッとした麺とモッチモチの麺の組み合わせがたまりません!
何もつけないからこそ、麺本来の味である甘みがほのかに感じられてとても美味しいです。軽く振られた塩により、より甘みが引き出されているように感じます。
初めは、何もかけずに食べてみるのがオススメですね。
胡椒とソースをかけたら、箸で混ぜ合わせます。スヤキってラーメン鉢に入っているのですが、これもお客さんが混ぜやすいように、ということなんだとか。
では、気になるお味は?胡椒とソースを入れただけなのに、さっきとは別物です。
麺にソースがよく絡み、ソースの味がしっかりと感じられつつも、麺本来の味も感じられます。焼きそばのような味で、胡椒が味を引き締めてくれます。ぜひぜひ、試してみてください!
最後は、先程の胡椒とソースのスヤキに出汁をつけていただきました。ソースの味も残るのかと思いきや、全く感じられません。口の中に入れた瞬間、出汁の香りがフワッと一気に口の中に広がります。噛み締めたときの麺の甘みと出汁の香りは最高です。
さっぱりとした味でいくらでも食べられそうです。残った出汁を飲むのもオススメですよ。香りが鼻に抜けて、出汁の味もしっかりと感じられます。
一つで何度も楽しめるのが、スヤキの魅力です。今回は試せなかった醤油に次回は挑戦したいですね♪
ジャジャーン、近江牛カレーです。近江牛という言葉に惹かれて頼んでしまいました。せっかく滋賀だし近江牛も食べたいなぁ、ってことで。
カレー自体はそこまで辛くないけど、スパイシーです。でもでも、このスパイシーさが白ご飯と合いすぎて、食欲が刺激されます。そしてそこに、近江牛。口の中で崩れるほど柔らかく煮込まれた近江牛、カレーとともに肉の旨味が感じられ、あっという間に一皿いけちゃいそうです。
いや、もうほんとにもう一回食べたいくらい。
さあ、最後に紹介するのはこれ、おうみ牛の焼肉定食です!続けて、近江牛?と思うかもしれませんが、カレーとは違うまた美味しさがあるんです。
まず、焼いただけでもとっても柔らかい肉に感動するはずです。それから、肉の旨味!とろけるような脂の旨味にさすが近江牛と感じつつ、白ご飯を食べる手が止まりません!肉と一緒に炒められた玉ねぎにも肉の旨味が染み込んでいて、美味しすぎます。
可能なら、白ご飯をおかわりしたかったです。近江牛と白ご飯の組み合わせって最強だと思うんですよね。
完食しました。結構な量を食べ、お腹も心も大変満足しております。
ひたすら食について語ってた気がするんですけど、今日のところはこの辺で。
お腹も心も満たされる谷野食堂にぜひぜひ行ってみてくださいね♪